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2026.07.06 お知らせ

電気設備工事業で受け入れられる特定技能とは? ― 受け入れ前に押さえる基礎知識(7/17 無料オンラインセミナー開催)

電気設備工事業で受け入れられる特定技能とは?― 受け入れ前に押さえる基礎知識(7/17 無料オンラインセミナー開催)

電気設備工事の現場では、技能者の高齢化と若手不足が同時に進んでいます。日本人だけで担い手を確保し続けることが難しくなるなか、選択肢として関心が高まっているのが「特定技能」制度による外国人技能者の受け入れです。

本記事では、これから検討を始める電気設備工事業の経営者・採用担当者に向けて、制度の全体像と、受け入れ前に最低限押さえておきたい基礎知識を整理します。


1. 「電気設備」は特定技能のどこに位置づけられるのか

特定技能は、人手不足が深刻な産業分野で一定の専門性・技能を持つ外国人を受け入れる在留資格で、2019年に創設されました。建設業もその対象分野のひとつです。

注意したいのは、「電気設備」という独立した分野があるわけではない点です。建設分野はかつて19の職種に細かく分かれていましたが、2022年以降は次の3つの業務区分に再編されました。

  • 土木
  • 建築
  • ライフライン・設備

電気工事は、このうち「ライフライン・設備」区分に含まれます。同区分は、電気・ガス・水道など生活に不可欠なインフラ設備の施工・管理を担う領域で、配管・保温保冷なども同じ区分に位置づけられています[1]

つまり、電気設備工事業で特定技能人材を受け入れる場合は、この「ライフライン・設備」区分の人材を採用することになります。

2. 受け入れには「3つの前提条件」がある

特定技能の受け入れは、どの企業でもすぐに始められるわけではありません。建設分野では、他分野にはない固有の要件が定められています。受け入れ企業には、主に次の3つが求められます[2]

  1. 建設業法に基づく許可を受けていること
  2. 建設キャリアアップシステム(CCUS)に事業者登録していること
  3. 建設技能人材機構(JAC)に直接加入する、またはJAC正会員である建設業者団体に所属して間接加入していること

これらは、建設業特有の重層下請構造のなかで、外国人技能者の処遇や安全を守るために設けられた仕組みです。検討の初期段階で、自社がこれらを満たせるかを確認しておくと、その後の手続きがスムーズに進みます。

3. 人材が現場に立つまでの流れ

特定技能の人材が来日し、現場に配属されるまでには、いくつかの段階があります。建設分野の標準的な流れは次のとおりです[3]

  1. 受け入れ要件(前章の3点)の確認
  2. 特定技能雇用契約の締結
  3. 建設特定技能受入計画の認定申請(国土交通省のシステムへオンライン申請)
  4. 1号特定技能外国人への支援計画の作成
  5. 在留資格の変更/認定証明書の交付申請
  6. 就労開始・現場配属

人材が「特定技能1号」の資格を得るルートは大きく2つあります。ひとつは、建設分野特定技能1号評価試験と日本語試験に合格するルートです。もうひとつは、技能実習2号を良好に修了し、対応する業務区分へ試験免除で移行するルートです。ライフライン・設備区分へ試験免除で移行できるかは、修了した技能実習2号の職種・作業との対応関係で判断されます。たとえば「配管」「建築板金」「冷凍空気調和機器施工」「熱絶縁施工(保温保冷工事作業)」などが該当します。

4. 登録支援機関は何をするのか

特定技能1号の外国人には、受け入れ企業が職業生活・日常生活・社会生活上の支援を行う義務があります。この支援体制を自社で整えるのが難しい場合、登録支援機関にその業務を委託できます[4]

初めて特定技能を採用する企業や小規模な事業者にとって、募集から入職前後の支援までを一手に担う負担は小さくありません。登録支援機関を活用することで、本業である現場運営に集中しながら受け入れを進められます。

5. 「来日前の教育」が定着と安全を左右する

制度上の手続きを整えても、受け入れがうまくいくかどうかは別の問題です。実務で多くの企業が直面するのが、言語・安全意識のギャップです。

特定技能は来日前の試験合格が前提であるため、この「来日前」の期間にどれだけ準備できるかが、配属後の立ち上がりと定着を大きく左右します。日本語、現場の基礎知識、そして「分かったふり」をしない受け答えの訓練を就労前に積んでおくことで、受け入れ後の教育負担と労働災害のリスクを抑えることができます。

弊社が運営する就労前教育「DENKOU」も、こうした考え方に基づくプログラムのひとつです。


電気設備工事業における特定技能の受け入れは、制度の理解と事前の準備があれば、現実的な選択肢になります。本記事では基礎知識を整理しましたが、実際の受け入れ事例や現場で起きるリアルな課題については、登壇者2名が無料オンラインセミナーで詳しくお話しします。

制度の先にある「現場のリアル」を、登壇者2名が解説します。

セミナーの詳細・お申し込みはこちら
  1. 建設分野の業務区分再編、および「ライフライン・設備」区分の範囲について。出典:出入国在留管理庁「建設分野」、国土交通省 建設分野特定技能制度 案内ページ。
  2. 建設業許可・建設キャリアアップシステム(CCUS)登録・JACへの直接加入またはJAC正会員団体を通じた間接加入の要件。出典:出入国在留管理庁「建設分野」、JAC 受入れマニュアル。
  3. 受け入れまでのフロー、および技能実習等経験者の試験免除ルートと業務区分の対応関係。出典:建設技能人材機構(JAC)「外国人受入れマニュアル」、出入国在留管理庁。
  4. 登録支援機関への委託について。出典:出入国在留管理庁「特定技能ガイドブック」。

※ 出典リンク

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